形成外科・皮膚外科とは

形成外科とは、皮膚など表面組織に生じた異常や変形、外見的な不満足に対して、様々な技術を用い、機能はもちろんのこと見た目にもより美しくすることで、生活の質(QOL) の向上を目指す外科です。
皮膚外科では、皮膚に生じた病変の切除など外科的処置を行っております。
当院では皮膚科の診断力と形成外科のキレイに縫合する技術を両立し、患者さまへのご負担が最小限になるように、より短時間で、より小さな傷で、よりキレイな傷跡に仕上げることを目標に手術を行っております。
当院は、「受診当日に受けられる日帰り手術」が大きな特徴です。ご多忙で何度も通院できない患者さまに最適です。粉瘤、ホクロ、イボ、浅い部分にできた脂肪腫、その他皮膚腫瘍に対して局所麻酔で「日帰り手術」を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください(腫瘍の大きさや部位、事前の手術の予約状況によっては、当日の手術ができない場合がありますので、ご了承ください)。

当院の形成外科・皮膚外科で診療する主な疾患

赤アザ・赤ら顔

赤アザや赤ら顔は、皮膚の毛細血管が拡張し、透けて見える状態です。
赤アザは、正式には血管腫と言われ、生まれつきの単純性血管腫の場合が多いですが、加齢による小さな血管の固まり(老人性血管腫など)や外傷による血管腫などもあります。生まれつきの血管腫では原因がわかっておらず、遺伝性もはっきりしていません。治療は主にレーザーで行いますが、ケースによっては、切除縫合をしたりします。
赤ら顔のタイプには大きく分けて2つあります。一つは、毛細血管の1本1本を皮下に確認できるタイプで、もう一つは1本1本の毛細血管は確認できずに、皮膚全体が赤みを帯びているタイプです。 どちらについても、レーザーなどによる治療で血管を加熱凝固させ、血管の血流を無くしてしまい、結果的に赤い色を消失させます。

皮膚腫瘍

皮膚に生じたできもののことを皮膚腫瘍と言います。腫瘍は、大きくは良性と悪性に分けられ、良性腫瘍は一般に増殖が緩やかで生命をおびやかすようなことはほとんどありません。一方の悪性腫瘍(がん)は近くの組織に侵食したり、遠隔転移して増え続けたりするタイプもあり、病状が進行すれば生命にも影響してきます。
一見、ホクロやシミなどと紛らわしい皮膚がん(悪性黒色腫など)もありますので、皮膚に気になる異変が生じましたら、早めに皮膚科専門医にご相談ください。
当院では、主に下記のような皮膚腫瘍の手術を行います。
皮膚科専門医による事前の診断は非常に重要で、悪性腫瘍が疑われる際はしっかりとした範囲を切除する必要がありますが、明らかに良性腫瘍を考える場合はできるだけ小さな傷で患者さまの負担を最小限にするよう手術します。
粉瘤の「へそ抜き法」やイボの「イボはぎ法」など患者さまの負担を最小限に抑える手術法が当院の特徴です
ので、気になる方はお気軽にご来院ください。
なお、症状や腫瘍の大きさなどによって必要があれば適切な高次医療機関をご紹介いたしますので、安心してご相談ください。
当院に受診される皮膚腫瘍の一例を以下に列挙します。(太字は特に受診の多い疾患)

  • 粉瘤(毛穴の奥で袋を作ってしまい、袋の中に老廃物や皮脂が溜まった球状の腫瘍)
  • ホクロ(皮膚の一部にメラノサイトという色素細胞が集まったもの)
  • イボ(イボウイルスによる感染症で、感染部分が固くなり隆起したもの)
  • 石灰化上皮腫(皮膚の比較的浅い真皮部分中心にカルシウムが沈着して、石灰様に硬くなる良性腫瘍)
  • はい粒腫(顔面の皮膚表面付近にできる、直径1〜2mm以内の角質が入った白い袋)
  • 脂漏性角化症(加齢(皮膚の老化)とともに増える、イボ状に隆起する褐色の皮膚の良性腫瘍。別名:老人性イボ)
  • 日光角化症(日光を浴び続けたことと関連性もある皮膚疾患で、皮膚がんのごく早期の病変)
  • ボーエン病(表皮内部に生じる皮膚がんの一種で、増殖が表皮内に留まっている状態)
  • 皮膚がん(基底細胞がん(表皮の最下層である基底層や毛包などを構成する細胞が悪性化した状態)、悪性黒色腫(皮膚の色素を作る細胞ががん化した腫瘍))

<ホクロについて>

当院ではホクロの診察や切除でいらっしゃる患者さまも多いので、追加でコメントさせていただきます。ホクロは、正式には色素性母斑(母斑細胞母斑)と言います。皮膚の一部にメラノサイト(色素細胞)が変化した母斑細胞が集まって塊(かたまり)を形成したものです。
ホクロはほぼ誰にでも見られる非常に頻度の高い病変で、基本的には良性の病変なので普段はそれほど問題にはなりません。
しかし、時には皮膚の悪性腫瘍や「ホクロのガン」と表現される悪性黒色腫が紛れていることがあるので注意が重要です。とりわけ悪性黒色腫は全悪性腫瘍の中でも悪性度が高く、体中に転移しやすく生命を脅かすことが多いため非常に怖い病気です。
短期間で急に大きくなったり、色が濃くなったり、色素がまわりの皮膚に染み出してきた場合は、特に注意が必要です。
気になるホクロが見つかったら、早めに皮膚科専門医を受診しましょう。検査の結果、もしも悪性の疑いがあれば、手術が必要です。
また、良性のホクロであっても、患者さまのご希望により取り除くことが可能です。当院では局所麻酔による日帰り手術で数多くのホクロの切除を行っております(保険適応)。皮膚科の診断力と形成外科の傷をキレイに縫合する技術を両立して手術を行います。ただし、完全な美容目的のホクロ切除の場合は自費診療(保険適応外)となります。また、レーザー照射により徐々にホクロを薄くする方法も選択できます(保険適応外)。

<イボについて>

当院ではイボもホクロ同様に受診される患者さまが多いです。イボは正式には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼びます。ヒトパピローマウイルスの感染によって発症する良性腫瘍です。ウイルス感染症なので接触することで周囲にうつり、どんどん病変が増えることがあります。他の人にも接触することでうつる可能性があります。 イボができたからと言って、自己流の治療で引っ掻いたりして治そうとすると、かえってウイルスを撒き散らしてしまう可能性がありますので、イボを見つけた際は、数が少ないうちに皮膚科で相談しましょう。
また、稀ながら悪性のイボものもあるので、それらとの見分けをつけるためにも、専門医への受診をお勧めいたします。
当院では、一般的な液体窒素療法に加えて、必要に応じて漢方薬内服や複数の外用剤も併用した「コンビネーション治療」を行うことができます。
また、「イボはぎ法」と言って、患者様の負担を最小限にとどめた局所麻酔によるイボ切除手術を行っております。詳しくはこちら

ケロイド・肥厚性瘢痕

傷が治癒する過程において傷を埋める組織が過剰に増殖し、しこりのようになったものがケロイド、および肥厚性瘢痕です。ケロイドと肥厚性瘢痕を区別する目安としては、一般に、ゆっくり進行を続けて傷の範囲を超えて周囲に拡大するタイプをケロイド、組織の増殖が一時的で傷の範囲内に限られるタイプを肥厚性瘢痕と呼びます。

Q:できやすい部位はあるの?

A:ケロイドは、胸の真ん中辺りや肩、上腕の外側、背中の上部、下腹有毛部(帝王切開後)などの、比較的皮膚の緊張が強い部位に発生しやすい傾向があります。手術や怪我の痕のほか、にきび痕や本人が気づかないような小さな傷からも発生することがあります。表面に光沢のあるやや赤いしこりで、端の部分はなだらかに盛り上がり、周囲の皮膚は赤みを帯びています。

Q:ケロイドの治療は?

A:治療としては、外科的治療、薬物治療、および圧迫療法などがあります。
外科的治療は、ケロイドを手術で切除する方法です。単に病変部を切除しただけでは再発して、さらに大きくなってしまいます。肥厚性瘢痕では切除後、局所に生じる張力を減じ、張力の作用する方向を変えるように工夫することで再発を防ぐことが可能ですが、ケロイドですと、術後に放射線治療やステロイド局所注射を行う必要があります。外科的治療は最も根治的な治療法であり、経過が良好なら1本の線にすることも可能です。
薬物治療としては、ステロイド剤を病変部に直接局所注射する方法があります。ケロイドの盛り上がりや硬さを改善する効果が期待できます。
圧迫療法はスポンジ、シリコンゲルシート・クッションなどを当て、サポーター、包帯、粘着テープなどを用いて局所を圧迫する方法です。
ステロイド局所注射も圧迫療法も、外科的治療後の再発を抑える目的で行われたりもします。

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